「That’s all I can say. Go for it!! 」
(突き進んで!! これに尽きる!)
力強い言葉を放ったのは、
ジュリエット・ビノシュさん。

左・瀧内公美さん、中央・ジュリエット・ビノシュさん。shizca撮影
第38回東京国際映画祭オープニング・セレモニーのスペシャルゲストとして登壇したの。
ビノシュさんといえば、1980年代からフランス映画を牽引してきた大女優よね。
『ポンヌフの恋人』(1991)とか、
『トリコロール/青の愛』(1993)とか、
『イングリッシュ・ペイシェント』(1996)とか、とか。
あと『ショコラ』(2000)も!
代表作をあげたらキリがないわ。
でも今回は俳優としてではなく、監督として来日したのよ!
『イン・アイ・イン・モーション』(2025)というドキュメンタリー映画を初監督。
イギリスの振付師アクラム・カーンさんとともに
世界で公演したダンス・パフォーマンス舞台の制作過程を描いたそうよ。
今から観るのが楽しみ。(明日、試写and質疑応答を撮影予定!)
セレモニーででは、
第38回東京国際映画祭Festival Navigatorの瀧内公美さんと
舞台上でクロストーク。
最後に観客へのメッセージを、と促されたあとの
ビノシュさんのスピーチがすごく熱かったの。
「Go with your life!
Give it into an art form, any art form.
That’s the main things.
It’s being created is so important today, especially in the time of AI and social media.
You’ve got to be independent in your task, in your passion for life and creation.
That’s all I can say.
Go for it!」
「人生を生き抜いて!
それを芸術に昇華させて。
どんな形でも構わない。
そうすることが肝心なの!
創造こそが大事。
AIとソーシャルメディアが台頭するいま、
人生と創造への情熱をもって、立ち上がらなきゃ!
私が言えるのはそれだけ。突き進んで!!」
なんて素敵なメッセージでしょう。
心にズキューンを刺さったわ。
AIは確かにすごいよ。
ついこの間、AIと映画の未来について語り合うパネル・ディスカッションを聴きに行ったばかり。
ハリウッド顔負けのSFショート・ムービーの一端を観たわ。
AIは映像制作の単なるツールからパートナーになろうとしてる。
そんな未来もあっていい。
大好き。ワクワクする。
でもね。
でも、なのよ。
『生の人間が生み出す瞬間の躍動を伝える』
映画はそうやって生きてきたし、
これからもずっと守って欲しい気もするの。
そういう作品はやっぱり生き残るってね。
ビノシュさんに駆られてワタシまで昂っちゃった。

ジュリエット・ビノシュさん。shizca撮影
さてさて。
そんなこんな始まった東京国際映画祭2025。

特別功労賞を受賞した吉永小百合さん。審査委員長カルロ・シャトリアンさんから授与。shizca撮影
舞台上では、特別功労賞を発表。
吉永小百合さんが受賞されました。

特別功労賞を受賞された吉永小百合さん。shizca撮影
そして、
日本が世界に誇る故・黒澤明監督の名を冠した、
黒澤明賞に輝いたのは、
『国宝』(2025)の李相日監督と、
今年のクロージング作品『ハムネット』(2025)のクロエ・ジャオ監督。
シンプルだけど、話題の多いオープニングって感じだったかな。
GO to 東京国際映画祭2025の潜入ルポ!!の速報は、
中盤と後半にまたお伝えしますね!
明日っから1日4-5本梯子鑑賞が続きます!
さらに! 【映画が私の人生にくれたもの】では、
来日監督のスペシャル・インタビューを収録予定です!
お楽しみに〜!!

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