泣いちゃった。久々に。しずくがボロボロ頬を伝うくらい。
ウイリアム・シェイクスピ4大悲劇の一つ「ハムレット」誕生についての新解釈。
という感じの物語。
「ハムレット」誕生を妻の視点で見る作品です。

舞台は1580年。イングランドにある小さな村。
貧しいラテン語教師だったウィリアムは、森を愛する女性アグネスと恋に落ち、結婚するの。
夫婦は3人の子供に恵まれる。スザンヌ、そして双子のハムネットとジュディス。

Paul Mescal stars as William Shakespeare, Jessie Buckley as Agnes and Bodhi Rae Breathnach as Susanna in director Chloé Zhao’s HAMNET, a Focus Features release.
Credit: Agata Grzybowska / © 2025 FOCUS FEATURES LLC
幸せな日々ってどうして長く続かないんでしょう。
(まぁ、映画だからなんだけどね)
1596年の夏ごろから、アグネスの住む村に感染病であるペストが迫っていた。
そのころ、ウィリアムはすでにロンドンで演劇のキャリアを築きあげつつあった状態。
そして、悲劇が起こる。
息子のハムネットがペストに感染し、亡くなってしまうのです。11歳でした。

ウィリアムは急いで村へ駆けつけますが、
時すでに遅し。ハムネットは物言わぬ体に。
この時のアグネス演じるジェシー・バックリーさんの迫真の演技は忘れられない。
で、ハムネットがこの世をさって4年後のこと。
ウイリアムはロンドンで劇作家として売れ子に。
相変わらず村に残っていたアグネスのもとに一通のチラシがくるのね。
それは、「ウィリアム・シェイクスピア作 悲劇 【ハムレット】」上演の知らせ。

アグネスは怒りに震える。
そりゃそうよね。
なぜ亡くなった息子の名をもじるようなことをするのかと。
怒ったアグネスは、初めてロンドンのグローブ座に足を踏み入れるわけ。
そこで不思議な光景をみることになるの

試される家族の絆。夫婦の愛
そして11歳ハムネットの演技。
もう泣きポイントだらけでした。
今回、メガホンをとったクロエ・ジャオ監督は、
原作者であるマギー・オファーレルさんと共同で脚本を仕上げました。
シェイクスピアはなぜ亡き息子とおぼしき名を戯曲の題にしたのか。
諸説あるなかでの新解釈にチャレンジしたわけです。

クロエ・ジャオ監督は、この作品のテーマはズバリ”Grief”=「深い悲しみ」っていってるわ。
とてつもない喪失感って、逃げ場がないわよね。
でも監督はこうも言うの。
そもそも人間は、生まれて、朽ちて、亡くなる存在。
それが宇宙の法則ってもの。わかっているはずなのに、いざとなると、
あがくし、苦しむし、抗う。
でもね。思い出して。それがお約束の人生ってものでしょう。って。
にしても11歳は不公平よね。神様ずるすぎる。
だれだって譲れない感情になっちゃうわよね。
とにかく、ジェシー・バックリーさん、オスカー獲得!おめでとう。
クロエ・ジャオ監督、最高です。
クロエ・ジャオ監督のコメント付きの動画はこちら⇩
ハムネット
公開表記 : 4月10日(金) 全国ロードショー
©2025 FOCUS FEATURES LLC.
配給:パルコ ユニバーサル映画
監督:クロエ・ジャオ
脚本:クロエ・ジャオ、マギー・オファーレル 製作:スティーヴン・スピルバーグ、サム・メンデス
出演:ジェシー・バックリー、ポール・メスカル、エミリー・ワトソン、ジョー・アルウィン
2025年/イギリス/ビスタサイズ/126分/カラー/英語/5.1ch/原題『HAMNET』/配給:パルコ ユニバーサル映画
©2025 FOCUS FEATURES LLC.

