Film,  ラストナイト・イン・ソーホー

『ラストナイト・イン・ソーホー』イカした60年代ロンドンファッション・スウィンギングからサイコホラーい吸い込まれるジェットコースタームービー!


♪when you’re alone and life is making you lonely You can always go Downtown~ (独りぼっちがツラくなったら、出かけない? ダウンタウンへ) 1965年の名曲、ぺトゥラ・クラークの「恋のダウンタウン」。 映画館から出るとき、思わずコレの劇中に出てきた スロースウィングバージョンを口ずさんでしまいました。

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2013 Free Range Films Limited/ The Britishlm Institute / Curzon Film Rights 2 and Channel Four

いやぁ〜日しぶりに小気味良い良品を見ました。

英国が産んだ奇才エドガー・ライト監督の最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』です。


物語は、ファションデザイナーを夢見る女の子

エロイーズが、新聞紙で作ったドレスを身に纏い、

60年代イギリスポップ『愛なき世界』をBGMに

オードリー・ヘップバーンの真似をしながら踊りまくるシーンから始まります。


もうそれだけでイカしてる。

キュート! ラブリー!

ロンドン&映画好きにはたまらない演出。


そんなエロイーズが、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションに合格して、

憧れの地、ロンドンのソーホー地区に越して来る。


ただ、ファッション界を目指すキレイ目女子から見れば、

サウスロンドンからやってきたエロイーズは最初田舎っこちゃんな訳。


それが、ある屋根裏部屋に住みだして、

夜な夜な夢で会うサンディっていう

60年代を生きる女の子とシンクロし始めると、

どんどん垢抜けてっちゃうの。


髪を金髪にして、古着屋で、サンディが着ていたのと同じ

白いビンテージコートを手に入れたりして。


ところが、サンディとシンクロしていくうちに、

物語はどんどんホラー化してくる


実はエロイーズ、ゴースト(幽霊)が見えちゃうという

特殊な能力を持つ女の子だったのね。


で、夢の中のサンディーは、

歌手志望の女の子なんだけど、

ある夜、サンディーの身に

とんでもない惨劇が起こるの。

で、これは夢なんかじゃない!って

エロイーズちゃんは思っちゃうのよ。


こっから先はもう言えなーい!!!

どんどんジェットコースター的な

どんでん返しが起こりまくるから、

目が話せなくなる事間違いなし!


この映画、何がすごいって、

まるでミュージカル?っていうくらい

60年代イギリスポップがガンガン流れるの。

そして私みたいなロンドンオタクには

垂涎ものの映像ばかり。


ソーホーの街(ロンドン・セントラルにある繁華街)が

恐ろしくもあり、魅惑的な所に描かれてるって点かな。


何より、エドガー・ライト監督が、

コレほど少女目線の作品を作るなんて思っても見なかった!

っていうギャップに萌えたわ〜。


英国随一のコメディ映画の天才だと思っていたら

前作『ベイビー・ドライバー』では派手なカーアクションを

繰り広げ、むむむ、作品のスケールがド派手に飛び級、と感心。


今度はさらにマッハの速度で美しきサイコスリラーレベルに突入!!


しかも作品の随所には、過去のホラー映画や、

サイコスリラーへのオマージュも忘れない律儀さ。もう完璧


エロイーズとサンディを演じた女優さんたちも

今売れっ子のお二人とあって、どちらも最高に演技派です。

これは見逃せませんコトよ!!!


ちなみに、映画の公式サイト(https://lnis.jp)へいくと、

サンディ役を演じたアニャ・テイラー=ジョイさんの歌う

「恋のダウンタウン」スローバージョンのM Vが見られるわよ!. 


映画を見てから観ると、背筋ゾクっとくるわよーん。


タイトル:ラストナイト・イン・ソーホー

公開表記:12 月 10 日(金)、TOHO シネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開

配給:パルコ ユニバーサル映画

コピーライト:© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED

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